2019 Spring / Summer Season Trend

Season Trend Urban
 Nomad

ノマド(遊牧民)やリゾートという脱都会的な
キーワードが頻出する今季。
エフォートレスな空気感と都会を生きる女性の
凛とした姿、両極端なミックスがあたらしい
スタイルを生む。

ベージュ/サンドカラーやリネン素材が
シーズンを席巻

春夏コレクションでは都会的なノマドスタイルも充実している。「エルメス」では白砂がひかれたランウェイにリンクするサンドカラーのセットアップが登場した。旅をテーマにした「3.1フィリップ リム」では、胸元のスリットを深く切り下げたカフタンのようなドレスが存在感を放っていた。サンダルではなくアンクルストラップ付きのフラットシューズ、ツィードのバッグをクラッチ感覚で抱えた姿がシティに馴染む。

リラックス感漂うモード界の気分を
取り入れた都会的なノマドスタイル

「シャネル」では裸足のモデルが砂浜を闊歩し、開放的なムードの中、ショーが繰り広げられたのも印象的だ。無骨なワークベストは同ブランドらしいツィードでリュクスに表現されている。また、一段とリアルな着こなしの想像を広げてくれるのは「ロエベ」。ベージュのパンツに、オレンジのゆったりとしたニットとの合わせ技はすぐにでも真似したい。東京ブランドの「アンユーズド」はリネン素材のセットアップを提案。街にいながら束の間の逃避を味わえる肩肘張らない服が今季は目白押しだ。

洗練されたナチュラルテイストが魅力

今季メンズコレクションの中で「アーバン ノマド」を象徴していたのは、「バーバリー」や「OAMC」、そして「シュプリーム」の元ヘッドデザイナーであるルーク・メイヤーが率いる「ジル サンダー」ではないだろうか。妻ルーシーとともに、グラフィックの派手さに頼らず、ファブリックにこだわり抜くことで作られた洋服たちは、以前より提案されていた紙の様な質感を持った「ペーパリーコットン」をはじめ、洗練されたナチュラルテイストが魅力となっている。