RECOMMEND TO RED ITEMS!
トレンドカラーの赤を自分らしくまとう

22年春夏から顕著だったフェミニティの解放が一層発展。
そこに“ディグニファイド”=“凛とした”鮮麗さを感じさせるのが今シーズンのセンセーション!
現代のコモンセンスにもなっている多様性や包括性を叶えながらのワントーンやヘルシー感、
マスキュリンなテーラリングは、レディなエレガンスやセンシュアルをも束縛しない。
ニーゼロ(20)年代も半ばに立ち至り、時季をさえ巡っていた蠱惑的なY2Kの終焉という極めて大きなパラダイムチェンジを迎えた。そのことが2023-24年秋冬シーズンにモード本来のリブートを加速させ、エレガンスとは何たるかの初心に戻る、あるいは資性のシックへと舵を切るきっかけを与えている。芽生えたのは“50s Vibration”“Masculine Touch”“3D Decoration”なる3つの新しいフリクション。相対するエッセンスがプラスに作用するポジティブな摩擦現象を、諸手を挙げて受け入れたい。
PHOTO_Aflo TEXT_Makoto Hongo
元来メンズシーンのフォーマルにおいて扱われていたテーラリングに、もはや性差を問う必要はない。その証左にウィメンズのシックを昇華するのにも、男勝りの“Masculine Touch”なパターンメイキングが艶やかに多用されている。キム・ジョーンズは〈フェンディ〉でイタリアンクラシコにブリティッシュトラッドを加え、コート×ジャケット×トラウザーズのアンサンブルをコーディネート。〈サンローラン〉やアレッサンドロ・ミケーレ退任の後をデザインチームが担っている〈グッチ〉ではダブルブレステッドやパワーショルダーだったり、オーバーサイジングだったり、男性性とフェミニズムとのいい意味でのフリクションによって、コンテンポラリーな洗練のシェイプを披露。タイドアップも顕著で、〈ドルチェ&ガッバーナ〉にサラ・バートンがクリエイティブディレクションを務める〈アレキサンダー・マックイーン〉、ピエールパオロ・ピッチョーリの〈ヴァレンティノ〉がレディなドレスコードとして取り入れているのが新鮮。さらに、深いスリットの胸元やスリーブレスのセンシュアルなアプローチでも確かな仕立てが息づいている。
KEYWORD
18世紀フランスの女性科学者エミリー・デュ・シャトレ侯爵夫人が好んだ男装をインスピレーション源に、理性的で知的なスタイリングを魅せるのはイアン・グリフィスの〈マックスマーラ〉。〈グッチ〉のメンズではコールボトムスがまるでロングスカートのよう。
KEYWORD
マスキュリニティを好意的にフォーカスするにあたり、タイさえエレガンスの象徴として解釈している。〈ドルチェ&ガッバーナ〉はインパクトのあるボールドタイで、〈アレキサンダー・マックイーン〉と〈ヴァレンティノ〉はソリッドなナロータイで凛とした女性像を主張した。
KEYWORD
肌見せをジレとのコンビで調和させる〈ステラ マッカートニー〉、ボンディングマテリアルのジャケットに付け襟をアクセントにした〈プラダ〉、マシュー・M・ウィリアムズの〈ジバンシー〉はトランスペアレントなイブニングと、アンコンストラクテッドで曲線美を強調している。
クリエイティビティに溢れる
“今”を捉えたヘアデザインが満載
全国のヘアサロンから広く集めた、
今の気分や新しいアイデアが
組み合わさった作品が見られる
「MODE COMPASS Village」。
シーズンごとのテーマを意識した
ヘアデザインを眺めるだけでなく、
#MODECOMPASSを付けてサロンのInstagramから
ご自身の作品を投稿できます。奮ってご参加ください。
PROCESS
「MODE COMPASS Village」に参加する投稿プロセス
1.#MODECOMPASSを付けて
サロンのInstagramに作品を投稿。
2.「PERK」が検索し、ピックアップ。
3.「MODE COMPASS Village」に掲載。
CRAFT WORK-POINT OF VIEW
BURBERRY
シアー地にトレードマークの“馬上の騎士”をモノグラム調で繊細に施したトップスにデニムスカート。共にボディコンな曲線美がエレガンスを助長している。往年のスーパーモデルが歩いたランウェイは、リカルド·ティッシのラストコレクション。
CRAFT WORK-POINT OF VIEW
LOUIS VUITTON
ブランドのルーツであるトランクをモチーフに、ジップやアジャスターを超巨大にスケールアップ! そのデフォルメされたアタッチメントを台形ラインのドレスにアレンジし、キャパシティをフューチャリスティックに表現。
CRAFT WORK-POINT OF VIEW
LOUIS VUITTON
ブランドのルーツであるトランクをモチーフに、ジップやアジャスターを超巨大にスケールアップ! そのデフォルメされたアタッチメントを台形ラインのドレスにアレンジし、キャパシティをフューチャリスティックに表現。
CRAFT WORK-POINT OF VIEW
JUNYA WATANABE
1980年代はロンドンでニューロマンティックに没頭している若者たちが現代にやってきて、〈ジュンヤ ワタナベ〉の洋服を着たら? というSF的コンセプトで新作を発表。国内のバイクツールメーカー〈コミネ〉とのコラボで、レーシングウェアを機能性さえ解体・再構築した。