RECOMMEND TO RED ITEMS!
SEASONAL TREND 50s Vibration
レトロでノーブルな雰囲気を漂わせつつ
やわらかさとラフな質感でモダンに昇華
レトロでノーブルな雰囲気を漂わせつつ
やわらかさとラフな質感で
モダンに昇華
22年春夏から顕著だったフェミニティの解放が一層発展。
そこに“ディグニファイド”=“凛とした”鮮麗さを感じさせるのが今シーズンのセンセーション!
現代のコモンセンスにもなっている多様性や包括性を叶えながらのワントーンやヘルシー感、
マスキュリンなテーラリングは、レディなエレガンスやセンシュアルをも束縛しない。
SEASONAL TREND
from
COLLECTION LOOKS
3つのフリクションを際立たせた
今季のトレンドワード
ニーゼロ(20)年代も半ばに立ち至り、時季をさえ巡っていた蠱惑的なY2Kの終焉という極めて大きなパラダイムチェンジを迎えた。そのことが2023-24年秋冬シーズンにモード本来のリブートを加速させ、エレガンスとは何たるかの初心に戻る、あるいは資性のシックへと舵を切るきっかけを与えている。芽生えたのは“50s Vibration”“Masculine Touch”“3D Decoration”なる3つの新しいフリクション。相対するエッセンスがプラスに作用するポジティブな摩擦現象を、諸手を挙げて受け入れたい。
PHOTO_Aflo TEXT_Makoto Hongo
50s Vibration
エレガンスとシックネスのハイエンドに結実したスタイルを1950年代から引くヴァイブスが散見されるのがパリとミラノ勢のコレクション。〈ディオール〉のクリエイティブディレクター、マリア・グラツィア・キウリは50年代を象徴する3人のパリジェンヌ、ムッシュ・ディオールの実妹カトリーヌ・ディオール(1917年生〜2008年没)、シャンソン歌手のエディット・ピアフ(1915年生〜63年没)、同じくジュリエット・グレコ(1927年生〜2020年没)をミューズに、ウエストをキュッとマークした“8ライン”とも呼ばれるニュールックを再解釈。マクシミリアン・デイヴィス2期目の〈フェラガモ〉は、創業者サルヴァトーレ・フェラガモがマリリン・モンローやソフィア・ローレンらハリウッドスターたちと共に仕事をした50年代のアーカイブにオマージュを捧げ、クラシックがベースにも関わらず普遍的な真のモダニティを追求している。〈バルマン〉のオリヴィエ・ルスタンは創始者のピエール・バルマンが考案した“ジョリ・マダム(美しい淑女)”をパーフェクトなプロポーションで体現。どの装いもアート性に富むのは、「服という芸術を作っている」という〈バレンシアガ〉のデムナ・ヴァザリアの言葉に集約されるのかもしれない。
KEYWORD
Midi Flare Skirtミディ丈はこれ一着で
最旬のムードを演出できる
2023-24年秋冬シーズンのマストバイの筆頭は、多くのメゾンがこぞって提案しているミモレレングスのフレアスカート。〈バレンシアガ〉、マチュー・ブレイジーの〈ボッテガ・ヴェネタ〉やアーデム・モラリオグルの〈アーデム〉など、ワンピースでも丈感がラグジュアリーにそよぐ。
KEYWORD
Classic&Retroフェミニニティと
マスキュリニティ
アンソニー・ヴァカレロによる〈サンローラン〉のメンズは、イヴ・サン=ローランがタキシードやイブニングをノージェンダーに打ち出した“ル・スモーキング”を彷彿とさせる。〈ドリス ヴァン ノッテン〉の繊細なチュールもドリーミーで華やか。
KEYWORD
Ladylike女性性の主張を肯定する
エンパワーメントルック
〈イッセイ ミヤケ メン〉出身の高橋悠介が手がける〈シーエフシーエル〉は得意のニットで、ピーター・ミュリエが率いる〈アライア〉はクチュールメゾンらしいオーバーサイズのコートで、レディなセンシュアリティを表現。〈バルマン〉の鮮やかなコントラストカラーも効果的。
クリエイティビティに溢れる
“今”を捉えたヘアデザインが満載
全国のヘアサロンから広く集めた、
今の気分や新しいアイデアが
組み合わさった作品が見られる
「MODE COMPASS Village」。
シーズンごとのテーマを意識した
ヘアデザインを眺めるだけでなく、
#MODECOMPASSを付けてサロンのInstagramから
ご自身の作品を投稿できます。奮ってご参加ください。
PROCESS
「MODE COMPASS Village」に参加する投稿プロセス
1.#MODECOMPASSを付けて
サロンのInstagramに作品を投稿。
2.「PERK」が検索し、ピックアップ。
3.「MODE COMPASS Village」に掲載。
CRAFT WORK-POINT OF VIEW
CHANEL
いつにも増してトレンド感満載の〈シャネル〉。真骨頂のツイードといったデザインコードはそのままに、プラストロンやショーツで新鮮さを引き立てている。
CRAFT WORK-POINT OF VIEW
DIOR
インスピ源となったのは1950年代にムッシュ·ディオールが作り上げたアーカイブのスカーフと、中世ルネサンス期の華やかなオートクチュール。歴史的な衣装を現代的なアプローチで魅せるワイドカーゴはアクティブさひとしお。