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トレンドカラーの赤を自分らしくまとう

本質志向の高まり。2023-24秋冬コレクションのムードを端的に言い表せばこうなる。今や季節を問わず定着した肌見せはいくつかのメゾンが引き続き取り入れていたものの、Y2Kのポップでエネルギッシュな雰囲気はもはや過去の話。秋冬ということを差し引いても総じて落ち着きのある、エレガンスでクラシカルなルックがランウェイの大半を占めていた。今なお続くロシアのウクライナ侵攻に伴う不安定な社会情勢が影響しているのは想像に難くないが、それぞれのブランドが原点回帰を掲げながらアーカイブをつぶさに紐解き、モードの本質に向き合うなかで、新しい流れも浮かび上がってきた。異なる要素を擦れ合わせたメリハリの手法だ。クラシカルなのに新鮮、メンズ調なのにフェミニン、シンプルなのにデコラティブというこれらの逆転効果が呼び水となり、デザイナーの新しい解釈を交えながらスタンダードを今の時代にアップデート。そんな創造性に満ちた摩擦こそが、今季のハイライトと捉えた。 コレクションとシンクロした新しいヘアデザインを提案する私たちが、これらの傾向から導き出したのが今シーズンのテーマ“Be Friction”。スタンダード一辺倒ではなく、フリクション=摩擦を起こすことで意外性や違和感がもたらされるのだ。異質なテイストの組み合わせを意識したファッションとヘアで、来たる新シーズンを謳歌してほしい。
PHOTO_Aflo
“Be Friction”。今シーズンのテーマであり、「摩擦を起こそう」という私たちからのメッセージでもあるこの言葉を打ち立てるにあたって大もととなった概念は、前述のとおりモード本来のエレガンスをベースとし、そのうえで異質なテイスト同士の擦れ合いにフォーカスしたからにほかならない。本質志向や原点回帰、すなわち上質な素材使いや確かなパターンメイキング、丁寧な仕立てをバックグラウンドとしながら、デザイナーがそれぞれのメゾンブランドのアーカイブを拠り所に。そしてニーゼロ(20)年代も半ばに差しかかろうとする今季、ミックススタイルが成熟したテン年代を経て新たに取り入れたのが、このフリクションの手法なのではないかという結論に至った。
緩急のきいたシルエットやレトロな柄といったニュールック華やかなりし50年代のムードを感じさせながらも、カットアウトによる肌見せやメリハリが際立った色使い。マスキュリンルックの強さが透けて見えるほど明確だった一方で、逆に存在感が増すフェミニニティやセンシュアリティ。ベーシックな服にアクセントとインパクトをもたらす立体的な装飾。シンプルであればあるほどこれらの逆転効果が一層高まり、摩擦によるコントラストがより鮮明となるのだ。
Be Friction
HAIR_Chie Yamada(DaB)
PHOTO_Haruki Matsui STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
MAKE UP_Shino Ariizumi(TRON)
SET DESIGN_Haruka Kogure MODEL_Lily Rose
credit
Left Fashion
Right Fashion
SALON DESIGN
&
RECIPE
クラシックなムードを漂わせながら、モダンな要素をプラス。胸もとまで伸びたロングをベースに爽快感のあるシアンによって黒とのコントラストを強調したり、50年代の艶やかなウェーブヘアにピンクとブルーベリーを組み合わせたり、新旧デザインの摩擦を表現。バイカラーを採用することで、今を感じさせるクールな女性像に。
credit
Left Fashion
HAIR&MAKE UP_Erina Omata(DaB) @erinaomata
DaB @dab_hair
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
Center Fashion
HAIR&MAKE UP_Chie Yamada(DaB) @chie_chiechin
DaB @dab_hair
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
Right Fashion
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
HAIR_Akira Nagao(VIEWS TOKYO)
PHOTO_Haruki Matsui STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
MAKE UP_Shino Ariizumi(TRON) MODEL_Suze Esval
credit
Left Fashion
Right Fashion
SALON DESIGN
&
RECIPE
強さと可愛らしさのかけ合わせこそが“Masculine Touch”の本質。ランウェイでも注目を集めた赤を「男女問わず取り入れやすく自由度を感じる色」とし、一方は黒との対比を際立たせた赤をアシンメトリーにオン。もう一方は、潔い赤髪にワイドバングの繊細なハイライトで遊びを表現。性差を超えた鮮やかなヘアデザインが完成した。
credit
Left Fashion
HAIR_Akira Nagao(VIEWS TOKYO) @by.nagao
MAKE UP_Waka Saeki(VIEWS TOKYO)@waka__saeki
VIEWS TOKYO @views_tokyo
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
Center Fashion
HAIR_Akira Nagao(VIEWS TOKYO) @by.nagao
MAKE UP_Waka Saeki(VIEWS TOKYO) @waka__saeki
VIEWS TOKYO @views_tokyo
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
Right Fashion
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
HAIR_Yuusuke Shirakawa(AFLOAT GINZA)
PHOTO_Haruki Matsui STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
MAKE UP_Shino Ariizumi(TRON)
SET DESIGN_Haruka Kogure MODEL_Sia K
credit
Left Fashion
Right Fashion
SALON DESIGN
&
RECIPE
コンパクトなミニボブの全体にピンクベージュ、毛先にはモノトーンを入れたバイカラーにより、甘さのなかに締まりを演出。マッシュショートはアクアブルーのインナーカラーを左右非対称に施し、重めのフォルムに緩急とエッジをきかせた。彩度は異なるものの、共にメリハリを主張することで新鮮さを伴う立体的なデザインに。
credit
Left Fashion
HAIR_Yuusuke Shirakawa(AFLOAT GINZA) @shiro._hair_
MAKE UP_Miu Otake(AFLOAT GINZA) @miyu_m5m5
AFLOAT GINZA @afloatginza
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
Center Fashion
HAIR_Yuusuke Shirakawa(AFLOAT GINZA) @shiro._hair_
MAKE UP_Miu Otake(AFLOAT GINZA) @miyu_m5m5
AFLOAT GINZA @afloatginza
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
Right Fashion
PHOTO_Ryohei Obama(SIGNO)
STYLING_Yoko Irie(SIGNO)
クリエイティビティに溢れる
“今”を捉えたヘアデザインが満載
全国のヘアサロンから広く集めた、
今の気分や新しいアイデアが
組み合わさった作品が見られる
「MODE COMPASS Village」。
シーズンごとのテーマを意識した
ヘアデザインを眺めるだけでなく、
#MODECOMPASSを付けてサロンのInstagramから
ご自身の作品を投稿できます。奮ってご参加ください。
PROCESS
「MODE COMPASS Village」に参加する投稿プロセス
1.#MODECOMPASSを付けて
サロンのInstagramに作品を投稿。
2.「PERK」が検索し、ピックアップ。
3.「MODE COMPASS Village」に掲載。
Introduction of SEASON's Theme
デザイナーの
クリエイションを支える
繊細に表現された
クラフトワーク
2023年春夏シーズンに、各メゾンのデザイナーたちが打ち出したポジティブなメッセージを具現化するうえで不可欠なのが、今日まで脈々と受け継がれてきた繊細な手仕事。緻密で構築的なテーラリングも、目の覚める鮮やかなカラーパレットも、すべてはクラフトへの探究心があってこそ。現代に息づく職人技が少しずつ、しかし確実に変化をもたらし、その結果ロマンティシズムやエレガンスを宿したコレクションが紡がれるのだ。
そんななか、私たちがたどり着いた一つの答えがクラフトワークという言葉。メゾンの“らしさ”が垣間見られるこのワードを指針とし、“Craft Work Spirit”を今シーズンのテーマに打ち立てた。懐古主義ではない、今の時代にフィットしたファッションとヘアで装い新たに春夏シーズンを迎えよう。
PHOTO_Aflo
ディテールの変化で
多彩な表情を見せる
“Craft Work Spirit”の
モダニズム
各メゾンからメッセージ性の強い提案があったなかで、私たちは伝統手芸をリアルクローズにリファインしたクラフトワークにフォーカス。ただ、有機的な温もりややわらかなフィーリングといったこれまでにもあった雰囲気的な意味合いではなく、より具体的で細かなアプローチが今シーズンらしさを引き立たせていた。
そんな伝統的で職人気質なイメージの強いクラフトワークに継続トレンドである“Y2K”の要素をかけ合わせた時に、意外性や逆転効果も相まって一層新鮮に映る。
目新しさやインパクトを伴うパワーフレーズは存在しないかもしれないが、どのメゾンも長きにわたる歴史に敬意を払いながら、時代ごとに着実にアップデートしている。そして単に緻密で繊細なだけでなく、ディテールの変化によって新しさが浮かび上がり、これまでとは違ったムードに見える。それこそが“Craft Work Spirit”の本質なのだ。
PHOTO_Aflo
Y2K Fantasy - credit
HAIR STYLING
PRODUCTS
Left_SEE/SAW ヘアメイクバーム、SEE/SAW ヘアメイクジュレ、トリエ スプレー 8
Right_SEE/SAW ヘアメイクバーム、トリエ スプレー 10
COORDINATE
Left_トップス¥42,900(アカネ ウツノミヤ TEL_03-3410-3599)、インナー¥25,300(ズールー アンド ゼファー/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL_03-3401-5001)、ピアス/スタイリスト私物
Right_Tシャツ¥42,000(イザベル マラン エトワール/イザベル マラン https://www.isabelmarant.com/jp)、ピアス/スタイリスト私物
Romantic Utility - credit
HAIR STYLING
PRODUCTS
Left_トリエ フォーム 4、SEE/SAW ヘアメイククリーム
Right_ジオ フレイマン ムーブドロップ、トリエ スプレー 10
COORDINATE
Left_コート¥97,900、パンツ¥49,500(ラウタシー/ブランドニュース TEL_03-3797-3673)、ピアス¥27,500、ブレスレット¥60,500、¥38,500(バウゴ ヘイアン/www.baugoheian.com)、リング¥26,400(リキッド/http://liquid-jewelry.com)、シューズ¥33,000(ソル サナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL_03-3401-5001)
Right_ベスト¥39,600、トップス¥11,000(ユェチ・チ/エムエイティティ info@the-matt.com)、ブレスレット¥38,000(ヨア/https://yoaa-official.com)、ピアス/スタイリスト私物
Formal Sensation - credit
HAIR STYLING
PRODUCTS
Left_SEE/SAW ヘアメイククリーム
Right_SEE/SAW ヘアメイクオイル、SEE/SAW ヘアメイクバーム
COORDINATE
Left_ジャンプスーツ¥96,800(バイ マレーネ ビルガー/エスアンドティ TEL_03-4530-3240)、ベルト¥36,300(ラム・シェ/ブランドニュース TEL_03-3797-3673)、ネックレス¥34,100、イヤーカフ¥14,300(マラミュート/ブランドニュース TEL_03-3797-3673)
Right_ロングジレ¥27,500(プロヴォーク/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL_03-3401-5001)、トップス¥37,400(アカネ ウツノミヤ TEL_03-3410-3599)、ピアス¥17,600(ユェチ・チ/エムエイティティ info@the-matt.com)