2020-21 Autumn / Winter Seasonal Trend

Seasonal Trend SENSUAL LADY

ウィメンズ特有の色気を漂わせながらも、そこはかとなく溢れる知性や気品。トレンドキーワードとしては、オールブラック、ヌードコンシャス、ウエストマーク”の3つが挙げられます。

PHOTO_Aflo

女性が持つ強さと美しさを
黒一色で潔く表現

“SENSUAL LADY”のキーワードの一つが、モードの真骨頂とも言えるオールブラック。ドールハウスやメリーゴーラウンドから着想を得たアレッサンドロ・ミケーレのアンドロジナスな「グッチ」をはじめ、レースやオーガンジーで“ラ・ドンナ・フェンディ(=フェンディ・ウーマン)”を描き出した「フェンディ」、さらには80年代のニューロマンティックを想起させる「ヴァレンティノ」などが代表格。官能的な美しさで会場を魅了していました。

紛れもない色気でありながらも
あくまで自然体な艶やかさ

ヌードコンシャス、すなわち肌を見せることも“SENSUAL LADY”には欠かせないキーワードです。奔放でも凛としたスタイルの「ヴェルサーチェ」、ビビッドなカラーパレットと極端に長いフリンジをあしらってメゾンに革新をもたらしたダニエル・リーの「ボッテガ・ヴェネタ」、男勝りのテーラードでデコルテを強調した「アレキサンダー・マックイーン」。ウィメンズ特有の色気を感じさせながらも、センシュアルという自然体の艶やかさが漂います。

Xラインのシルエットに
センシュアルを託す

ウエストをマークすることで生まれるXラインのシルエット。このメリハリの効いたスタイルも、インテリジェンスな女性像の象徴です。カール・ラガーフェルドと30年にわたり仕事を共にしてきた後継者たるヴィルジニー・ヴィアールの「シャネル」や、“シュールグラマー”を主題とした「プラダ」がまさにそう。パリコレ最注目の「マリーン セル」はドレープやスリットなど、クチュールテクニックを駆使したフェミニズムをセンシュアルにまで昇華させました。

SENSUAL LADY
Hair designers voice

※レシピはサロン技術者専用の情報です。