REVIVAL ITEMS
IN MODERN STYLE

今のムードで自由に着こなす
“INDEPENDENT GIRL”の
リバイバルアイテム

時代を超えて長く受け継がれるものと、オリジナリティや今の気分をかけ合わせることで彼女たちの“Craft Work Spirit”を切り取った。パーソナルなエピソードを交えながら、“INDEPENDENT GIRL”4人のリバイバルアイテムとそれらを取り入れたモダンな着こなしを紹介。
PHOTO_Ryohei Obama（SIGNO）　EDIT & TEXT_Maria Bun（TRYOUT）

  • Monica / Model
    @monicaalien
    Revival Item_Great-grandmother's Denim

    パッとしない日もこのデニムが気分を上げる

    ワッペンや刺繍が至るところに施されたクラフトデニムを主役に、Y2K的な肌見せでパワフルに着こなした。「ひいおばあちゃんがハワイで買ったデニムみたいで、高校生の時に譲ってもらいました。前にも後ろにもデザインがあって、股下にもミッキーが隠れています。毛玉が付いていたり穴が開いたりしてるんですけど、だからこそ愛着が湧く。これをはいている日はなぜか晴れるというジンクスもあるんです（笑）」

    「お母さんに聞いた話によるとかなり破天荒な人だったようで、このデニムもそれを表す派手さですよね（笑）」

  • Michelle / 〈BÉBÉ〉 Executive Director
    @michellevitamin
    Revival Items_Mother's Shirt,Childhood Bag

    フォーマルなシャツをハイカジュアルに落とし込む

    「クラシックなシャツを今っぽく着こなすなら、太いパンツに〈サロモン〉のスニーカーを合わせたスタイルだなと。幼い頃におもちゃを詰め込んでいたミニバッグは、今持っても可愛いと思います。私にしか似合わないであろう、バランスを意識したコーディネートです」。フリルやパールのボタンが印象的なシャツと、小学生の時に愛用していた2000年代のムードが漂うデニムバッグで、女性らしさとストリートを融合させた。

    「昔の写真を見ると、お母さんはピタッとしたデニムにシャツをインした上品な着こなしで。それも可愛かったです」

    「上京する際に持ってきていて、最近引っ越しをした時に発掘しました。デニムのベレー帽と合わせるのが気分です」

  • Kaori Suzuki / Stylist
    @kaori_912
    Revival Items_Mother's Bag,Mother’s Necklace

    品のあるタイムレスなデザインに心を躍らせる

    「エディ・スリマンがチーフデザイナーを務める今の〈セリーヌ〉のモチーフは、オールドセリーヌのマカダム柄を再解釈したデザインなので、その文脈を知っているとなおさらこのバッグを持ちたくなる。〈ディオール〉のネックレスをポイントに、クラシカルななかにもハーフパンツやブーツでモダンさも意識しています」。いつの時代も憧れのメゾンブランドをメインに、王道ではなく少し捻りを加えたコーディネートを披露。

    「母からもらった〈ディオール〉のチェーンに〈ロロ〉のチャームを付けたネックレスは、思い入れがあるし自分のスタイルに欠かせない」

    「〈セリーヌ〉が一世風靡していた頃に、祖父が母のために海外で買ったミニバッグ。今見てもかっこいい」

  • Akane Harumi / 「Harumi Showroom」 PR Director
    @harumiakane
    Revival Item_Grandfather's Jacket

    祖父が大切に着ていたジャケットを自分らしいバランスで

    「大きなボックスシルエットのジャケットは、裏地に名前の刺繍があるオーダーメイド。身長が170cmあるので、背の高かった祖父のジャケットも着こなせるかもと数年前に譲り受けました。ベアトップやヒール、スカートとパンツのレイヤードでバランスを取り、芯のある自立した女性をイメージして」。厳格なおじいさんが会社員の頃に愛用していたジャケットを、独自の感覚でコーディネート。

    「体格がよくて声が大きく、怖い印象のある祖父。このジャケットを着ると、自然と背筋がぴしっと伸びる気がします」