SEASONAL TREND Glamorous Mood

グラマーに解き放たれるフレッシュな
フェミニニティこそ、現代のイット!

いつの時代もカウンターから、みずみずしいイマドキが生まれる。そんな今季のひとつの象徴が、女性性の復権と言っても過言ではない艶やかな“Glamorous Mood”。ミラノ勢の「ドルチェ&ガッバーナ」、パリの「クレージュ」、NYの「トム フォード」らがエネルギッシュな“Y2K”を再燃させ、「バレンシアガ」や「バーバリー」「ヴァレンティノ」は大胆で煌びやかなドレスアップを前面に打ち出している。「ミュウミュウ」「グッチ」に、「ジバンシィ」は派手やかに肌見せしつつ、センシュアルでも自然体でもあるヘルスコンシャスへと昇華した。

KEY WORD_Y2K

“Y2K”とは“2000年(=Year2000)”の数略語で、“K”は“kilo”=1000単位を意味する。それがモードファッションのトレンドとしても開花。「ドルチェ&ガッバーナ」はカラフルなビジューをあしらったジャケットにランジェリーのようなトップスとアンダーウェアのチラ見せでグラマラスへアップデート。ロックテイストT×トラペーズスカート×ニーハイブーツの若々しいコンビネーションが新鮮な「クレージュ」。「トム フォード」はローウエストなサテンカーゴパンツにブラトップを合わせ、カジュアルをこの上なくカクテルに魅せている。

KEY WORD_Glossy & Sparkling

テアトル・デュ・シャトレの劇場前にレッドカーペットを敷き詰め、ハリウッド国際映画祭のパロディを演出して新作を披露したデムナ・ヴァザリアは、インパクトのあるグロッシーなシルバー材で仕立てた立体ドレスにおいて、「バレンシアガ」のクチュリエたる本領を発揮。「バーバリー」はチェーンリンクの装飾を全身にまとわせることで、インスピレーション源の“動物的本能=アニマル・インスティンクト”をあえてグロッシーに開放した。夜の街のネオンを思わせるスパークリングなイブニングで賑わせたのは「ヴァレンティノ」。

PHOTO_Aflo

KEY WORD_Health-Conscious

今季のプレタポルテを構成するにあたり、ミウッチャ・プラダは「ファッションの基本に立ち返った」と言う。ただ、それをもいい意味で裏切り、ニットやシャツなどのオーソドックスなピースに雄渾なまでにハサミを入れて、トップスはみぞおちから下を見せ、ポケットのスレーキが覗くほどにマイクロミニ化して、「ミュウミュウ」を革新。一方、「グッチ」はLAにてグッドオールドなハリウッドスターたちの装いをラブパレードで再現。テーラードとバンドゥをレイヤリングした「ジバンシィ」を含め、ヘルスコンシャスは気負いなくがアタリ!

Glamorous Mood
Hair designers voice

※レシピはサロン技術者専用の情報です。