SEASONAL TREND Teen age Dream

懐古趣味とは似て非なる
フレッシュなルックがずらり

ヤング世代には、より一層ストライクで空前絶後のブームを巻き起こしている“Y2K(Year 2000)”は、継続的に一大ムーブメント。ユースムードからデニムの復権、グラマラスなレトロヴィンテージとプレイフルなアイテム群は、あんなふうに着てみたいとか、こんな着こなしにトライしてみたいとか、ファッションラバーがいい夢を見られそう。

NEW TOPICS from RUNWAY SHOW
シーズナルトレンドをさらに掘り下げた
最新コレクションの主要トピックス

TREND KEYWORDS
YOUTH MOOD

メンズのストリートとは一線を画す
ラグジュアリーな香りが特徴

若々しさやリフレッシュな空気感から派生して、〈プラダ〉や〈アディダス〉×〈グッチ〉に代表されるアクティブなスクールユニフォーム、〈ドルチェ&ガッバーナ〉に〈コーチ〉などのアーティフィシャルなスウェット、〈トッズ〉〈ジル サンダー〉の足もとを彩るレッグウェアやソックスがトレンドイン。スパイスもふんだんにきいたエネルギッシュなコーディネートやスタイリングアイデアからは、ポジティブなパワーをいっぱいにチャージできる!

ESSENCE for YOUTH MOOD
SCHOOL UNIFORM

〈アディダス〉×〈グッチ〉はジャージー素材のスリーストライプスオールインワンを、韓国出身でモード界の次世代デザイナーと称されているロック・ファンの〈ロック〉はアーガイルのニットを、それぞれ躍動的に提案。〈ミュウミュウ〉も相まって、スポーティと少女性のバランス感がフレッシュ。ミウッチャ・プラダによるジュブナイルの解釈とは、「男女性別(ジェンダー)から解き放たれた心の状態」だとか。

ESSENCE for YOUTH MOOD
SWEAT

〈オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™〉の22-23秋冬は2021年11月に弱冠41歳で逝去したヴァージル・アブローのラストコレクション。ブラトップを重ね着し、ボトムスにはチュールスカート。〈ドルチェ&ガッバーナ〉も〈コーチ〉もきらびやかな演出で、モダンなパーティガールを創出した。

ESSENCE for YOUTH MOOD
SOCKS

ソックスがシックなアクセサリーとして、もしくはラフな着崩しのアクセントや切り替えとしてフットコードの最重要エッセンス。〈トッズ〉に〈ジル サンダー〉はトラッド感とエレガンスをまとわせ、〈ウェールズ・ボナー〉は同コラボの〈アディダス オリジナルス〉の「カントリー」を選んでガーリーに脚色。スニーカーが久々にショーで多く登場しているのは、こんなにアレンジメントを楽しめるレッグウェアの影響!?

TREND KEYWORDS
DENIM

フォークロアにもセンシュアルにもマルチに活躍

デニムがシーンに返り咲いた。それをリードするのは、デニムをシグネチャーとする〈ディースクエアード〉。ウォッシュドのワイドパンツをベースに、神秘的な“ボヘミアントラベラー”を表現。〈ケンゾー〉に〈バレンシアガ〉はボリューミーなセットアップで構成。〈MSGM〉はアンティーク加工のジーンズにスタッズやスパンコールなどのキラキラのビジューをギャラクシーのようにあしらっている。非ドレッシーのドレスアップ使いがキーワードだ。

PICK UP BRAND
KENZO

ウンベルト・レオンやキャロル・リム、フェリペ・オリヴェイラ・バティスタを経て、〈ケンゾー〉の新たなアーティスティックディレクターに〈ア ベイシング エイプ〉のファウンダーで、現在は〈ヒューマンメイド〉を手がけるNIGOが着任。亡き高田賢三をリスペクトし、プレップをリバイバル。

TREND KEYWORDS
VINTAG & RETROSPECTIVE

ほかと差をつけるなら、ハンサムレディに装って

“Y2K”に端緒を開いたダッドやマムスタイルから傾倒する、ノスタルジックなヴィンテージ&レトロルックスをクラスアップして魅せているのが今季。〈アクネ ストゥディオズ〉や〈バーバリー〉、〈マリーン セル〉はさまざまなテキスタイルのセンシティブでも大胆なパッチワークで、ニッティングのテクニックを用いたのはドメスティックの〈マメ クロゴウチ〉に、〈プラダ〉や〈ルイ・ヴィトン〉。インディペンデントな存在感の女性像が推し。

ESSENCE for VINTAGE & RETROSPECTIVE
KNIT

いつもなら着回せるスリーブレスやカーディガンが大多数の割合を占めているかもしれないが、今回は主役級のニットウェアがクリティカルヒット! アートな意匠を凝らしている〈ルイ・ヴィトン〉や〈プラダ〉。〈マメ クロゴウチ〉はトランスペアレントさが最旬。

ESSENCE for VINTAGE & RETROSPECTIVE
PATCHWORK

〈アクネ ストゥディオズ〉〈マリーン セル〉のように、柄を違えたテキスタイルや色とりどりのファブリックと素材感の異なるパーツを組み入れたり、〈バーバリー〉のように既存のアイテムを解体したピースをつなぎ合わせたり、アルチザンなパッチワークが目を引く。

Teen age Dream
Hair designers voice

※レシピはサロン技術者専用の情報です。